別の記事でお伝えしたように、本を読むのが苦手だった私ですが、ある時から本を読み始めて、とてもワクワクした記憶があります!
本を読むのが苦手な方、読みたいけどキッカケを失ってしまった方、本をどうやって読むのがいいのかわからない方へ、「本の読み方」を中心にした「自己啓発」の書籍を紹介していきますね!
最初に紹介するのは成毛 眞 著「本は10冊同時に読め!」です。
これは私が本を多く読み始めるきっかけとなった書籍です!
毎年ゴールデンウィーク(以下GW)になると、なぜか本を読みたくなります。
日本人はGW前後で心理状態が変わりやすいと思います。前向きになる人もいれば、ふさぎ込んでしまう人もいて、「五月病」という言葉で表されることが多いですね。
これは4月初めの環境変化によるストレスと、GWの長期休みで自分を考え直す時間があるからだと思います。
私も毎年、良い意味での「五月病」にかかり、書店に足を運んでいろいろな書籍を味見して、美味しそうなものを購入します!
ところが、夏休みから秋口にかけて「五月病」が治ってしまい、いつの間にか読書から遠ざかってしまいます。
毎年この繰り返しで何年も過ごしていました。
しかし、ある時、衝撃的な本に出会った事で、「五月病」とは関係なく継続的に読書する習慣ができました。
その時に出会った書籍が成毛眞さんの「本は10冊同時に読め!」です!
なぜ、衝撃だったか? その理由はブログの最後に伝えしますね!
著者 成毛 眞
成毛 眞さんは有名人なので殆どの人が知っていると思うけど、ご存じない方のために、念のため紹介させていただきます。
- 1955年9月 北海道札幌市出身
- 中央大学商学部卒業 ←科学技術に関心があるから理工系かと思っていた。意外!
- 自動車メーカーやアスキーなどに在籍
- 1986年 マイクロソフト日本入社
- 1991年 マイクロソフト日本法人2代目代表取締役社長
- 2000年 退社
- 同年 5月に投資コンサル会社 「インスパイア」設立
- 各社の社外取締役や特別顧問、早稲田大学大学院客員教授(商学研究科)も務める
- 現在、HONZ代表や各ベンチャー企業の取締役や顧問を兼職
YouTubeやNewsPicksなど動画でも良くみかけますよね!
物腰が柔らかく、知識豊富で、独自の考え方をお持ちの方で話を聞いていると
とても楽しくて勉強になります!
成毛さんは書評をたくさん書いていますが、常に気をつけているのは
「否定的な内容は一切書かず、良いところだけを伝える」
という事だそうです。NewsPicksで言ってましたよ!
私のブログも批評してもらいたいですね!(笑)
この書籍のポイント!
本書で紹介しているのは「超並列」読書術であり、間違いなく人生が豊かになる読書術だそうです! 成毛さんは「超並列」読書術を次のように定義しています。
それは単なる金銭的な問題ではない。自分にしかできない仕事ができるようになり、一流の人と対等に話せるようになり、旅行や趣味やプライベートが充実する。
はじめに より
「超並列」読書術とは仕事と人生に効く究極の読書術なのである。
次からは各章で衝撃を受けた節の内容を少し紹介しますね!
インパクトの高い内容が多いですよ!
さあ、読んでいきましょう!
第1章 仕事も生活も劇的に変わる! 「速読」かつ「多読」の読書•「超並列」読書術とは何か?
『本は最後まで読まなくていい!』
本当か? 小学校で教わった事と真逆じゃん! 途中でやめちゃっていいの? 途中で飽きて無理して読んでも眠たくなるだけだけど…… 神じゃん!救われた!
成毛さんは月に50冊ほど本を読むそうですが、最後まで読むのは10冊程度! 資料的な本は目次と数ページだけで「おわり!」だそうです。
『超並列読書』
確かに飽きっぽい私にはもってこい。ベットで読む本、電車で読む本、会社で読む本、それぞれの場所や持ち歩くカバンの中に違った本を置いてました。ベット脇は小型書棚!
(今はiPad mini6でKindleを読んでいるので、持ち運びは楽になりました)
飽きたら他をつまみ読み! つまみ読みしながら、いつの間にか同時並列書籍を完読!
たまには途中で「さよなら〜」する本もあったね!
『すきま時間』
ダラダラと読み進めていると、いつの間にか「船を漕いでいる」事はありませんか?
私は年中ショートスリーパーなので、電車で座って本を開くといつの間にか「船を漕いでいる」ことがよくありました。最悪な時は本を落としてしまい、隣の人がドン引きします!
しかし、限定のすきま時間はわずかです。その時間に「船を漕いだら」終わりですよね!
中高の試験前の一夜漬けと同じで、その時間だけは異様に集中できますよ!
成毛さんもすきま時間の方が効果的に知識を習得できるそうです!
余談ですが、東大主席卒業の弁護士 山口真由さんは「電車に乗り、一駅ぶんの4分があったら本を開き、二駅ぶんの6分以上あって座れたら、必ずPCを立ち上げて執筆する」そうです。
News Picksで成毛眞さんとの対談の時に言ってましたよ!
やはりスキマ時間は重要で、集中力が高くなるようです!
第2章 一生を楽しみつくす読書術 人生は、読書でもっともっと面白くなる!
『本を読まない人間はサルである』
私も大学生になるまで、サルでした! 大学生でサルから多少、類人猿になったかな?
本は活字で出来ており、その活字を読むだけで、
異国の情景を思い浮かべたり、素敵な人を想像したり、新たな思想を構築したりできる!
読書はサルには出来ない。つまり、想像力が欠如した人は本を読めないのである。
逆に想像力を高めるために、読書は必要不可欠であり、人生を豊かにする媒体だそうです!
全く、同感ですね!
『「使える金」は全て本に注ぐ!』
成毛さんは最初に就職した自動車工場の給料はあまり高くなく、入社3年間はほとんど服を買わず、娯楽もせずに過ごしたようです。
入社2年目で結婚しても、最初に外食をしたのは、大晦日の寿司屋さんだったとの事。
それでも給料の大半を本に費やして知識や教養を習得して、今があるそうです!
今では習得された知識や教養で、独自の考えを打ち出して活躍されており、経済的にもかなりの資産を保有されていると思います。
ちょっと真似できませんが、すごいですね!
『読書に目的を持つな』
またまた、「本当か? 目的を持たなくていいの?」 と、思いますよね!
私のような凡人は、何かを習得するために『読書』します。
そういう人は多いと思いますよね? あなたも、そう思いませんか?
しかし、成毛さん曰く、目的を持って本を読むのは『読書』ではなく『勉強』だそうです。
「教養を身につけよう」と思って本を読む事も『勉強』になると言っています。
目的を持たない『読書』の方がアイデアを生み出すのに役立つとの事!
そう言われると、確かに知的好奇心旺盛な私も、
単なる好奇心で手に取った本の方が、色々と身になった気がしますね。
第3章 「人生を楽しむ力」と「読書量」 忙しい人ほど本を読んでいる!
『「自分の価値」は読書量で決まる』
年収の高い人は、自分の価値を下げないために、どんなに忙しくても読書を欠かさないようです。
知識、教養を身につける事で、同じ業種でも他との差別化が出来て、収入アップに繋がりますね。
特に語学はすごい! 外資系企業の受付嬢の時給が「3500円」に下がった話が載っていますが、日本企業の受付嬢の時給だと「1200円前後」だそうです。
彼女の場合は英語、ポルトガル語、スペイン語も話せて会計士の資格も持っているようで、日本企業の約3倍の収入を得ているのです。
その知識を習得するには、やはり「本を読む」ことが不可欠なのでしょうね!
『お金で時間を買う発想』
成毛さんは読書する時間を確保するのに貪欲です!
この章では、読書する時間をいかに作り出しているかが紹介されています。
その中でもこの節はちょっと庶民離れしていました!
成毛さんは通勤で本を読むため、満員電車をさけて毎日タクシー出勤をしているそうです!
タクシーですよ!
毎日のタクシー代が5000円! そして毎日2時間の読書! 年間200日出勤で年間100万円!
成毛さんは年間400時間の読書時間を100万で買っているそうです!
流石に真似はできないですが、彼曰く、「お金をとるか、時間をとるかのという場面でお金をとる人は一見損をしないように思えるが、長期的には大きな損をしている」との事。
お金は後でも稼げるが、時間はとり戻せない。 失った「読書をする時間」は戻らない!
「読書した時間」は必ず利益を産む! との事!
第4章 まずは「同時に3冊」から! 実践!「超並列」読書術
『1を読んで10を知る本の選び方』
成毛さん曰く、「書店は本を買う場所」であり、「半分読んで戻したり」「半分読んで購入したり」するのは時間の無駄との事!
成毛さんが本を1冊選ぶのにかける時間は5分以内と決めていて、1回で5〜6冊買うので30分以内らしい。
私は1時間ほど本屋にいても、何も購入しないで帰ることが多々ありました。
(今もたまにあるかな……)
成毛さんの本の選定方法は、「まえがき」と「もくじ」を読むだけ!これで内容はだいたいわかるそうです。ここだけで「本を読んだつもりになる」事が大事だそうです!
実際にやってみると確かに「読んだつもり」になれますね!
私も実践していますよ!
『読書はメモを取らない』
この一節も衝撃でした! 私は大学生の時から気になる箇所に線を引きながら読んでいました。
書籍によっては感じた事や新たなアイデアなどをノートのように本にメモした事もありました。
「本の読み方」に関する書籍も数多く読んだ私は、明治大学教授の齋藤孝さんの「3色ボールペン」活用法も実践した事のありました。
しかし、この節では全面否定!
「本を読むのに3色ボールペンを使うなど言語道断!」と書かれています!
ショック! またもや全面否定!
確かに成毛さんのように多読家で、読書時間を捻出するのに注力している人は、線を引く時間があったら次の本を読みたいですよね!
私も電車の中で線を弾きながら本を読んでいると、線が曲がって、消して、また引いてと読むより線を引く方に注力して、時間がもったいないと感じる事が多々あります。
ただ、「読書」ではなく「勉強」として本を読む時は、線を引く(最近は記号<>をつける事が多い)方が、難解な文章を読む時は理解しやすいですね!
あなたはどう思いますか?
第5章 「理屈抜きで楽しめる」読書案内 私はこんな本を読んできた!
『私の生き方・考え方を変えた本<少年〜青年時代編>』
第5章では成毛さんは人生の節目ごとに本から刺激を受けて、感化されて成長されたそうです。
<少年〜青年時代> <社会人編> <若い時(20〜30代)>
それぞれの時代で成毛さんが影響を受けた書籍が数冊ずつ紹介されています。
若い人はチャンスですよ!
『本は大きな決断をする時の判断材料となる』
成毛さんがマイクロソフト時代にマキュベリの『君主論』を徹底して実行したそうです。
『君主論』は日本人には馴染まない考えが数多くあるようで、抵抗勢力も多かったようです。
結果的にマイクロソフト社は成毛社長就任3年でNo.1企業になりました。
もともと、社長に就任するつもりはなく、『君主論』も、たまたま就任直前に読んだそうです。
やはり、常日頃から読書していると、大きな事にも動じずに決断できるのですね!
この本で一番の衝撃!
さて、初めにお伝えした通り、この本が未だに忘れられないのは、下記の一文があったからです!
さて、40代・50代のベテラン社員で働きアリという人はどのような本を読めばいいのか。
そんな本はない。もう手遅れなので、何を読んでもムダである。
第5章 35歳を超えたら「遊びのノウハウ本」を読もう! より
はぁ〜?!
て・お・く・れ ?!
何を読んでもムダ ?
まじか!
この本は!
この一文を読んだ場所は、忘れもしない電車の中だった。その時すでに40代!
成毛さんとの出会いが遅かった! もう時間は巻き戻せない!
このブログを読んでいる30代の皆様は、私みたいに手遅れにならないように、
急いでこの本を読んだ方がいいかもね!
そうすれば、「庶民」から抜出せるチャンスがあるかもしれませんよ!
目次
ここで書籍の目次を記載しておきます。
「あ、これは!」と思うところがあれば、そこから読んでみませんか?
はじめに――人生に効く「超並列」読書術
第1章 仕事も生活も劇的に変わる!
「速読」かつ「多読」の読書•「超並列」読書術とは何か?
・なぜ1日に何冊もの本に目を通すのか?
・本は最後まで読む必要はない
・「クリエイティブ・クラス」になる読書術
・本当のようなウソ――情報への判断力はここで磨く
・すき間時間――だから「速く・深く・多く」読める!
・地頭がいい人、悪い人
・一目置かれる人のものの考え方
・一流の経営者は、みんなすごい量の本を読んでいる
第2章 一生を楽しみつくす読書術
人生は、読書でもっともっと面白くなる!
・「生きた証」を残せなければアリと変わらない
・人生は遊ぶためにあり、仕事も道楽のひとつである
・女王アリの読む本、働きアリの読む本
・まずは「成功本」を捨てよ
・本を読まない人間はサルである
・本嫌いの人とつき合う必要はない
・こんな「頭でっかち」なら将来有望
・「使える金」はすべて本に注ぐ!
・“その他大勢”から抜け出す生き方
・読書に目的を持つな
第3章 「人生を楽しむ力」と「読書量」
忙しい人ほど本を読んでいる!
・「自分の価値」は読書量で決まる
・真っ先に切り捨てるべき時間
・「合間読み」「ながら読み」の極意
・お金で時間を買う発想
・「行列」と「混雑」は二大ムダ
・「自分のための時間」を人に使われるな
・つねに「何か面白いことないかな」と考える
・時間は増やすより「生かす」こと
・「1日は40時間」と考える
・一見ムダな時間、これが大切
第4章 まずは「同時に3冊」から!
実践!「超並列」読書術
・自分にとってのいい本を選ぶための眼
・1を読んで10を知る本の選び方
・私が参考にしている書評家
・選択する本の幅を広げて、どんと10冊まとめ買い
・いい本を見抜く目を持て
・「かっこいい本棚」をつくろう
・読書メモはとらない
・読書を100%楽しむ法
第5章 「理屈抜きで楽しめる」読書案内
私はこんな本を読んできた!
・私の生き方・考え方を変えた本〈少年~青年時代編〉
・私がもっとも感化された本〈社会人編〉
・若いときは「仮説力を鍛える本」を読もう!
・35歳を超えたら「遊びのノウハウ本」を読もう!
・日経新聞だけは丹念に読む
・人生の糧になる本、ならない本
・「本は捨てない、借りない、貸さない」
・本は、大きな決断のときの判断材料となる
おわりに――本は「人生を楽しむ」知恵の宝庫である!
おわりに
書籍紹介の第一弾はこの書籍と決めていました。
私は適齢期を過ぎてからこの本に出会いましたが、それでも私の中では衝撃で、確かに人生に影響を与えてくれた一冊になりました!
2022年、情報は氾濫しており、また世の中は急加速で変化し続けています。
スマホ1つで世界中の情報が自由に入る日本。とても恵まれた国だと思います。
なんでも簡単に自由に手に入る国だからこそ、情報はしっかり見極めなければ張りませんね。YouTube、インスタ、TikTok、Twitter…… 同じプラットフォームの情報でも、その質は様々です。
正確な情報もあれば、そうでない情報も数多く広まっています。
そんな時代だからこそ、本の情報は重要だと思います。
一冊の本は、著作者だけでなく、企画者、編集者、校正者、装丁デザイナーなど数多くの人と
膨大な時間と費用をかけて作られます。
自費出版は別ですが、中途半端な内容では書籍になりません。
その意味で電子化された書籍でも、他のネットの情報とは一味違います。
情報を入手するのが困難な時代には本は貴重な存在でした。現在では情報は簡単に入手できます。
このような情報の大量・多様化時代だからこそ、「本を読む」価値は高いのではないでしょうか?
皆さんも、試しに何か一冊、選んでみませんか?
本を買うなら‥‥Kindle
多読する上で、正直、本代はそれなりにかかりますよね。
成毛眞さんや松岡正剛さんのように日常生活費を削ってでも書籍を購入して、購入した書籍は手放さないほどのスペースを確保できる一般的のサラリーマンは少ないと思います。
私も本を買うときはブックオフを利用して少しでも安く購入していました。
低価格で購入するのに、ブックオフは大変重宝していましたし、大型店舗も近所にあり、
とても助かりました。
いい気になってどんどん購入すると、置き場所に困ります。
結局、一定量以上になると処分せざるを得ません。
そして、ある時「あの本、どこに行ったかな?」と探し始めると見つからない。
「処分してしまったか‥」とガックリすることも時々ありました。
しかし、私の相棒、iPad mini6を手に入れてからは書籍購入はもっぱらKindleです。
メリットは多数あります。
【メリット】
- 即時購入可能。早朝、深夜、丑三つ時でも思いついたら即買いできる!
- 電子書籍のため、実書籍より若干安く購入可能!
- キャンペーン期間もあり、ポイント還元もあります!
- 文字の大きさやフォントが自由に選べる!
- 画面の明るさもちゅ説可能!
- マーキングができて、すぐに消すことも可能!
- 辞書システムやウェブ検索も可能!
- 何百冊でもiPad mini6のサイズに収まる! ← 最強!
- いつでも読みたい時に読める! ← 最強! (携帯でも読めるよ!)
【デメリット】
- 今のところ、要らなくなっても、売れないことぐらいでしょうか?
Kindleを利用したことがない人は、一度利用してみてはいかがでしょうか?
iPad mini6とKindleのコンビは最強ですよ!
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